先日、無事に独立2年目の確定申告を終えました。
1年目は自分で帳簿付け・申告まで何もかもやってトラウマになったため、
今年は帳簿付けは自分で、決算作業は税理士さんに、という安心の体制でFinishしました。
今もなお初心者に毛が生えたぐらいの知識でなんとかやってますが、初心者向けの覚書(遺言)を残しておきます。
会計ソフトよありがとう
私はズボラなので結局今年も2月にまとめて1年分の帳簿付けをするハメになったのですが(年末の大変さに懲りて、毎月末にやろうと思っていたのに…)
とはいえクラウド会計ソフトで事業用口座やクレカの連携&毎月ログ取得をしておく…という下準備だけはやっていたので、思っていたよりもすんなり片付きました。経費のモレ・積み残しもあまりなさそうなので満足してます。
光熱費や通信費、地代家賃など、毎月自動的に発生するようなものは学習して自動的に仕訳をしてくれるのでポチポチクリックするだけで経費を登録できてめちゃラクでした。
初年度は申告時期ギリギリにフリーの友達に教わって会計ソフトを使い始めて、クレカや口座のログがWebで照会できる期限を超えてたので、泣きながらソフトに手打ちで帳簿を付けてました、、、(そして本来ならもっと積めたはずの経費にモレが出まくり爆死)
これからフリーになる人(で、かつ私と同じくズボラな人)は、とりあえず会計ソフトに登録してデータのインポートだけはマメにしておくと、来年の春に死なないと思います。あと紙の領収書を月別にホイホイ封筒に放り投げて保存しておけばとりあえず問題は少ないかと、、、(管理方法はおまかせします)
あと、年金や保険といった社会保障の支払い時の領収書、また支払調書類の保存もお忘れなく、、、それらは金券だ、、、、、
私はまだできてないのですが、モバイルSuicaに切り替えてその履歴を会計ソフトでインポートしたら交通費の精算がラクだろうなあ…
今年からは導入したいです。
【参考】経費精算交通費精算を効率化する!Suica・PASMO・ICOCAなどICカードの履歴活用術とは?
フリーランスクリエーター向けの鉄板書籍はこちら
今年からは複式簿記で申告をしたため、貸方・借方などの概念が出てきて「なんじゃこりゃ?」となったので、愛読書を読み返したのですが、やはりこちらの本は分かりやすいです。
基本概念や「ぶっちゃけどこまで経費にできるんスか」みたいな疑問をこちらでおさえたあと、理解できないことはネットでググりまくり、それでも分からないことは税理士さんに聞く、という感じで私は確定申告をやりくりしています。
簡易簿記か複式簿記か
白色申告はほぼメリットがないので除外として、青色申告でも簡易簿記か、複式簿記かという選択肢があると思うのですが
青色・複式簿記での処理はそれなりに手間がかかるため、ぶっちゃけどれぐらい節税効果があるの?俺達の苦労に見合うの?というところは気になる部分かと思います。
ご存知の方も多いと思いますが複式簿記65万控除にした際の節税効果を計算できるサイトがとっても便利ですので
税理士費用や工数等々とのコスパを換算する際にご利用ください。
個人事業主のかんたん税金計算シミュレーション
freeeは兼業サラリーマンの確定申告にオススメ
ちなみに私が使っているMFクラウドは確定申告書をつくる際にやや敷居の高そうなナリのフォームが出てきて、初心者がいきなりご対面すると絶望する…というハードルがあるのですが(去年、軽く絶望したのは私です)
会計freeeは申告書をつくる時の入力フローがかなりやさし〜く、平易にできてます。下記の通り、めちゃんこ簡単。
経理はサッパリなんだけど、節税のために医療費とか確定拠出年金とかふるさと納税とかの控除分を申告したい!という会社員の方が申告時期にちょろちょろっとfreeeを使うのは便利かもです。
なお、青色申告するのに必要な開業届も開業freeeで簡単に処理できます(会社員の知人もこれで難なく出せてた)。
そもそもそんなに難しいもんでもないので普通に国税庁のページからダウンロードして記入でも良いと思いますが、ちょっと面倒くさそう…と怯んだ方はこちらでサクッとやっちゃうのもアリです。
ただ、競合のMFクラウド確定申告と較べて年会費が少々お高いのがネック…!!
※MFクラウドだと毎月仕訳15件までは無料で使えます。そういう意味ではMFクラウドも費用面においてあまり件数の多くない小規模な副業の処理に良い側面はあるかも
MFクラウドはデータの提携機関がとにかく充実しているのと、インターフェースがシンプルなのが気に入ってます。
開業を見据えているサラリーマンは確定申告を事前に体験すると安心
あと、個人的には副業サラリーマンの頃に確定申告してたら良かったなー、と思ってます。
独立開業してからは様々なタスクが並走して超絶バタバタするので、各種届出に新規営業に打ち合わせ、案件の実行etc…で手一杯になって、正直その傍らで経理の勉強や準備にまで手を回すのは無理ゲーでした。
(その結果、1年目の節税対策がグダグダで、2年目に重税がやってきて苦しむという…)
まだ取引が少ない副業時代に、ざっくりとでも確定申告の概要を理解しておくと、ただでさえ忙しい独立後の懸念事項が減ってラクになると思います。
利益が20万超えてなかったり、ふるさと納税など控除になるようなものもない場合は無理にやる必要もないのですが、とりあえず軽く調べたり軽く無料プランを触って概念をザックリ理解するだけでも開業1年目の経理の大変さや開業翌年の税金の負荷が変わってくるのでおすすめです。
頑張って入力して積み上げた経費のおかげで還付金が振り込まれるのが待ち遠しい今日この頃です。
無事に申告を終えた皆様、お疲れ様でした。
ではでは〜