テクノロジー

人工知能大喜利ベンチャー「株式会社わたしは」顧問ヒモバイザーに就任しました

タイトルの通り、人工知能大喜利ベンチャー「株式会社わたしは」の顧問ヒモバイザーに就任しました。
ちょっと何を言っているかよくわからないと思いますが、少し詳しくご報告します。

気鋭の人工知能ベンチャーにおいて「ヒモ」爆誕

あなたは「株式会社わたしは」をご存知でしょうか。
CEOの竹之内大輔氏が率いる、日本語のお笑い・エンターテイメントに特化した人工知能を開発する会社です。設立間もない企業ですが、すでに様々なメディアで話題になり取り上げられています。

【世界初】大喜利ができる人工知能の開発者に会ってきた

ニュートンの木の下で」より

ベンチャー企業は大抵ハードワークになるのが世の常ですが、
なぜか経営者含め社員3名の会社がたったひとりの新入社員を「ヒモ」として雇用するという「働き方改革」ブームの30年先を行くような経営判断が下されました
よりによってそのヒモが前職の同僚だったため、社長の竹之内さんのご依頼によりヒモの外部監査を行うことになりました。

いつの間にか入稿されていた名刺はこちらです。

「株式会社わたしは」は総務省の「変な人発掘プロジェクト」こと「異能vation」で私と同じ年度に採択された企業で、変わった会社と変わった社長だな、と前々から思っていましたが

ちょっといろいろ理解出来ない事態に「マジでこいつら狂ってやがる…」と本格的に確信するに至りました。

 

新入社員がヒモになったいきさつはこちら

 

「働き方改革」の30年先を行く雇用スタイル「ヒモ」とは

 

詳しくはヒモ本人が書いた上記のブログの通りなのですが、「会社のヒモ」の業務内容を要約すると

  • 働かなくていい。
  • 出社しなくていい。
  • 家でネットサーフィンしてるだけでいい。
  • 活動報告もいらない(ヒモはそんなことしない)

という、要は「金がもらえるニート」という夢のような話です。私もヒモバイザーよりもむしろヒモになりたいところですが、グッとこらえてヒモバイザー業に勤しみたいと思います。

 

顧問ヒモバイザー=ヒモの活用創出、ヒモのメンタリング等が任務

このたび就任した顧問ヒモバイザーの役目は、ヒモのプロデュース&活用方法創出、ヒモのメンタリングだと理解しています。

基本的にはヒモ自身のモチベーションとアイデアにまかせますが、ヒモのただでさえ少ないエネルギーとやる気を無駄遣いしないためのハンドリングをうっすらと行う黒幕のように動きたいと思います。

ちなみにヒモのブログ「ヒモナンデス」では、ヒモが暇を持て余している様子が観察できます。

http://himo.boy.jp/

ヒモに対して何かコラボをしたい(もしくは暇つぶしに絡みたい)という方は、ヒモのブログのお問い合わせフォームからどうぞ。

 

皆様、「会社のヒモ」という壮大な社会実験をあたたかく見守っていただければと思います。
なんだかもはや、ヒモは労働から解放された未来の人類のあるべき姿なんじゃないかぐらいに思ってきました。

※ちなみに私は就職したわけではなく、引き続きフリーランスのままですので悪しからず

 

オマケ

併せて聴きたい:ヒマの過ごし方/スチャダラパー

併せて読みたい:就職しないで生きるには

by カエレバ

 

ABOUT ME
etsuko-ichihara
メディアアーティスト。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性から、国内の新聞・テレビ・Web媒体、海外雑誌等、多様なメディアに取り上げられている。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門優秀賞を受賞、総務省異能vation(独創的な人特別枠)に採択。