アート

文化庁メディア芸術祭愛知展、無事に終了しました

参加させていただいていた文化庁メディア芸術祭愛知展、無事に終了しました!(少し前ですが)

遠方での展示のため終わった実感が希薄だったのですが、さきほど自宅に梱包されたロボットが届き、ああ終わったのだなぁとしみじみしているところですw

名古屋という土地とメディアアートの相性はいかに…?と思いきや、工業や文化的なものへの関心が双方ともに高い方が多くお住まいのようで、イベントの日は特に沢山の意欲的なお客様がいらして下さったのが印象深いです。


愛知県出身なので、母親を展示に連れて来たりと色々懐かしい思い出と現在が混在するような、不思議な年始となりました。

 

トークセッション、まさかの大盛況

出演させて頂いたトークセッションも無事に終了しました。

地方展に参加するのか初めてだったのでどれぐらいお客様がいらっしゃるのか、どんな客層なのかまったく予想が付かなかったのですが
まさかの満員御礼で、知的水準の高そうな方々がたくさんいらっしゃり逆にビビりましたw予想以上にアカデミックな空気。

 

名古屋のメディアアート史を掘り起こす第1部では愛知県犬山市の桃太郎神社の異様さに影響を受けて作品を作り始めた経緯を、
第2部のウェルビーイングセッションでは民間信仰にひそむ合理性、テクノロジーの時代にも活かせる人間の精神救済機能についてお話しさせて頂きました。
特に第1部の方はややネタプレゼン気味に話したのでアカデミックな雰囲気の中での浮きぶりが半端ないのでは、、と心配してましたが、終わった後に強面のお客様から「めちゃくちゃ面白かったよ!!」と絶賛いただいてホッとしました。 ご一緒した皆様のお話もとても楽しめました。

う、うれしい、、、、

共催、中日新聞社様の広報力すごい

オープンしてから中日新聞さんの文化欄で大きく特集をして頂いたこともあり、会期まもない頃に展示現場を覗いたらお客さんがかなり入ってました。

まるまる1Pがメディア芸術祭特集!

私も愛知県出身で中日新聞さんは子供の頃から目にしていたので、やはり愛知県においてめちゃ強い情報網です。地元新聞社様共催の強みを感じました。

 

3Fデザインホールでは充実の作品数

 

作品数の多い3Fデザインホールは会期前半のみオープンでしたが、東京のメディア芸術祭でも観られなかった「ムーム」も全編見ることができて感動しました。ムームめっちゃ可愛いし泣ける。。

シーマン〜禁断のペット〜のムービーもガン観してしまいました。中毒性あるな、、、


改めて面白いキュレーションだな、と現場でワクワクしてました。
(願わくばデザインホール、会期中ずっと開いてればよかったなという気持ちはありますが、、、涙)

万全のサポート体制で展示を運用くださった中日新聞の皆様、設営中も何かとお気遣い下さったキュレーターの杉森先生、都現美の森山朋絵さんをはじめ、設営・会期中は様々な方のお世話になり、感謝に堪えません。皆さま年末年始はバタバタだったと思うので、ゆっくり休めてるといいな…と思う限りです。

(みんなで世界の山ちゃんで飲みに行ったり、名古屋の良い思い出がたくさんできましたw美味しい名古屋メシを色々堪能したので、またブログにでもまとめます)

ご多用の中展示現場にお越しくださった皆様、ありがとうございます!また今後、何かのご縁で繋がれると嬉しい限りです。

地方展参加とても良い経験になりました!名古屋には今後もまたお仕事の機会があるといいな。

ABOUT ME
etsuko-ichihara
メディアアーティスト。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性から、国内の新聞・テレビ・Web媒体、海外雑誌等、多様なメディアに取り上げられている。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門優秀賞を受賞、総務省異能vation(独創的な人特別枠)に採択。