均質化する世界の中で、アジアの視点から多様な「未来」を捉え直す展覧会「開かれた可能性」がスタート

均質化する世界の中で、アジアの視点から多様な「未来」を捉え直す展覧会「開かれた可能性」がスタート

2020年1月11日より、新年一発目の展示がスタートしました。
初台・東京オペラシティのNTTインターコミュニケーションセンター[ICC]で、日本と東南アジアのメディアアート表現を紹介する国際展「Open Possibilities 開かれた可能性——ノンリニアな未来の想像と創造」が始まります!グローバル化・均質化する世界の中で、単一的/西欧中心の世界観で描かれがちな「未来」を、アジア各国の作家による表現を通し、多様な視点で捉え直す展覧会です。

近年どんどん存在感を増してきている東南アジアのメディアアートシーンに触れられる展覧会で、インドネシアを代表する現代美術家ヘリ・ドノさんを始め、東南アジア各国の作家の作品が東京に大集合します。

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先日おかげさまで無事にレセプションも終え、オープンしました。初日のアーティストトーク・シンポジウムも終了。ご多忙のところご来場頂いた皆様、ありがとうございます!

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私は新作「仮想通貨奉納祭」の展示をしております。
もともと「祭り」だったプロジェクトを展示形式に変換するのはなかなか難しいな、とも思いつつ、共同制作者やICCの皆様、各方面の優秀なスタッフの皆様のご尽力により、現状でやりたいことをしっかり形にさせていただけて本当にありがたいです。

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本展覧会は、12月にシンガポールに日本&東南アジアからの出展作家が集まってまず展示を行い、
年明けすぐにICCでシンガポールで初対面した作家と、日本でまたすぐに再会して働くというハードかつ面白い座組でした。

普通に展示してスパッと終わり、というよりは、何かと協業や意見交換をする機会が多い企画だったので、人間対人間として関わって学ぶことが多かったです。
ICCオープニングの日には、シンガポール展で超お世話になった現地の展覧会施工会社ART FACTORYの責任者アンディさんがなんと日本にやってきてくれて感動……

オープン初日は、私達のトークの前にインドネシアの伝説的作家ヘリ・ドノさんのトークも。
設営期間に彼と色々とお話を伺えて、作家としてのパワフルなスタンスを学べたのも、本当に得難い経験でした(作家としてのキャリアなんと43年…!)

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本企画においてお世話になった日本&東南アジアの皆様、本当にありがとうございました。
会期は3/1まで、開催中のオープンスペースとあわせてどうぞ!

なお、「開かれた可能性——ノンリニアな未来の想像と創造」はさっそく「The Japan Times」で紹介いただいてます🙏🏻🇯🇵ヘッドライン画像にサーバー神輿が使われて嬉しい

開かれた可能性——ノンリニアな未来の想像と創造

情報化とグローバル化により変質する社会のなかで,私たちは,どのような「未来」のイメージを描くことができるでしょうか―.
2019年12月から2020年3月までシンガポールと東京を巡回する本展は,アジアにおけるメディア・アートをはじめとした様々な表現を通じ,近代化と科学技術発展の延長線上に想像されてきた,ある種画一的ともいえる「未来」のイメージを,複数の可能性に満ちたものとして捉え直そうとする試みです.アーティストたちは,いまや共通のツールやプラットフォームとなったテクノロジーを用い,神話や儀式,人間と機械の関係性を改めて探求しています.近代化の過程に伴うテクノロジーの受容経緯や,形態が異なるアジアの中で繰り広げられるアーティストの実践には,近代的テクノロジーに対する工夫に満ちた豊かな感覚と創造力を見ることができるでしょう.

本展は,日本と東南アジア各国のアーティストによる,デジタル・テクノロジーを用いた,メディア・アートをはじめとした多様な表現を紹介する展覧会です.アーティストによるテクノロジーへの多様な視点を紹介することによって,決してリニアではない多様な「未来」への,より開かれた可能性に対する想像力を喚起することを目指します.

会期:2020年1月11日(土)—3月1日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時—午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日もしくは振替休日の場合,翌日),保守点検日(2/9)
* 休館日以外においても開館時間の変更および休館の可能性がございます.最新情報はICCウェブサイトなどでお知らせします.

入場料:一般・大学生 500円(400円)/ 高校生以下無料
*( )内は15名様以上の団体料金
* 身体障害者手帳をお持ちの方および付添1名,65歳以上の方と高校生以下は無料

主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC],国際交流基金アジアセンター