アート

アーティストと企業の協業の模索「NSK Future Forum 3」登壇しました

先日表参道のスパイラルホールで開催された「NSK Future Forum 3」、遅ればせながら大変楽しいフォーラムでした。ベアリング業界大手の日本精工株式会社(NSK)さんの創立100周年事業として開始したアートプログラムで、今年で3年目になるそうです。
 
私たちのセッションの若手アーティスト3名(和田永さん・荒巻悠さん、市原)は「伴走アーティスト」として今回は関わらせていただき、事前にNSKの工場や技術部門を見学したり社員の方々とディスカッションを通し、お互いへの理解と妄想を事前に醸成。
フォーラム当日は盛大にみんなで妄想をアウトプットし、「工場を見学していると、だんだんここは回転を崇拝する秘密結社なのではないかという妄想にとりつかれてきた」「回転の秘祭が開催できるのでは」などヤバめの妄言も飛び交っておりましたが、
最前列で見守るNSKの社長や取締役の皆様があたたかく爆笑しながら見守って下さっていて懐の深すぎる会社だなと率直に感じましたw
 
NSKの社員さん、本当に超誠実!実直!!な方がめちゃくちゃ多くて、会社にお邪魔するたびに心が洗われる思いでした。
技術的にもかなり高度なものがゴロゴロ転がっていて、工場見学はまさに宝の山だった……!!
私はとくに先端研究部門の技術に興味津々で、誰でもジョイスティックの簡単な操作で人工授精ができてしまう装置や神々しさをどことなく放っているモビリティロボットが特にラブでした。今後NSKさんの技術を自作品にも取り入れていきたく、長い目でお付き合いできる関係になるといいなと思っております。
 
CINRAさんでも詳細なレポートがアップされております。
ジョン・マエダや福岡伸一が登壇『NSK Future Forum 3』レポート
https://www.cinra.net/report/201812-nskfutureforum
ABOUT ME
etsuko-ichihara
メディアアーティスト。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性から、国内の新聞・テレビ・Web媒体、海外雑誌等、多様なメディアに取り上げられている。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門優秀賞を受賞、総務省異能vation(独創的な人特別枠)に採択。
こんな記事もおすすめ